あったかいんだからぁ 伏見~伏見の銭湯を訪ねて~

March 19.2015

みなさんの風呂上がりの一杯と言えば何ですか?
コーヒー牛乳?フルーツ牛乳?ビール?
気になって気になって、夜も眠れないので... 笑
私たち、学生特派員チーム京教は、アンケートをとることに!

題して...
『風呂上がり あなたは何を飲む?
~コーヒー牛乳、フルーツ牛乳、ビール。王道を覆すドリンクは現れるのか?! ~』

結果は、乞うご期待!


とあるお風呂屋さんの入り口、
ひときわ目立つところにこんな貼り紙がありました。
『節分 福は内 お湯はここ』
こんなユーモラスな言葉を考えるのはいったい誰なんだ?!?!
是非お話を伺いたいと取材依頼をしたのが
2月6日、まさに「風呂の日」!
そして、お湯が恋しい...そんな寒い日、お会いしてきました!


まずはお風呂の紹介といたしましょう。
大正2年創業、現在3代目のお風呂屋さん「泉湯」。


▲泉湯

のれんの先、
昭和な香り漂う空間に、こころ高鳴ります。

ど真ん中の湯船をカランが囲むスタイルは、
元禄時代には一般的だったそうです。

そして... 3種のタイル絵は、実に見事です!
写真でご紹介しましょう!


▲天女の羽衣をもった青年。「天女さん早く姿をあらわして...」

▲浴場の優雅な天女。湯気でより神秘的。

▲浴場の様子/壁いっぱいに広がる風景画


泉湯の湯は、地下100メートルから汲み上げています。
「200年前に降った雨がゆっくり土の中をめぐって溜まった水」
なのだとか!


さてさて、こちらが泉湯3代目、木村光男さんです!
生まれも育ちも伏見!


▲木村光男さん


―小さい頃から、お手伝いで番台に座っていたんですよ。

「そのころの心に残るエピソードありますか?」

―子どもの私(木村さん)をからかうように、すっぽんぽんのおばちゃんが番台の方に来るんですよ。ほんと困りますよー。恥ずかしくて俯いていました... (-o-)!!

風呂屋の息子ならではですね~

「昔の伏見の様子はどんなでしたか?」

―墨染界隈でいえば、藤森神社があって、疎水があって、というのは今も昔も変わらないね。建物はどんどん変わっていますけどねえ。小さい頃は、京都教育大学が米軍に占領されていた時期で、夕方になるとヘリコプターが戻ってくる音が、ものすごくうるさかったのを覚えています。

「アメリカの兵隊さんが入浴しに来ることはありましたか?」

―入浴しに来るということはなかったですね。でも、酔っぱらった兵隊さんが女湯の方に入ってくることがありました。そんな時は大変でしたね。

大人が射撃練習場までお金になる薬きょうを拾いに行っていたことや
子どもたちがアメリカ兵のもとへお菓子をもらいに行っていたことなど
戦後の様子をたくさん語ってくださいました。


気になる例の貼り紙についても聞いてみました!!!

「入り口のユニークな貼り紙の作者と始めたきっかけを教えてください」

―言葉を考えているのは私です。何か思いついたときに書いているんです。店に入ってくるポスターの裏が真っ白でもったいないと思ったから書き始めたんだけどね。お客さんからの反響がいいので続けています。


急な雨にやられたときの助け舟!


▲表のスペースに並ぶ傘、優しさの象徴。

並んでいる傘は、誰かが置いて行ってくれているみたいですよ。

顔の見えないところでの助け合い。
なんだかいい話です~♪


常連さんに愛される『泉湯』。
常連さんの顔が見えないと、今日どうしているかな...と気になる木村さん。
貼り紙に書かれたユニークな言葉で人を笑顔にさせる木村さん。

まさに!
『福は内 お湯はここ』 ですね~

さらに!
お風呂上がりの一杯が欲しくなったら、
斜め向かいにある泉湯系列の居酒屋、「番台」へ!


木村さん、取材ご協力ありがとうございました。

▲取材終わりました!湯あがり風の一枚。


今日も伏見のいいとこ みぃーつけた!


*泉湯情報*
住所    〒612-0865 京都市伏見区深草藤森玄蕃町579
電話番号  090-3618-6198
営業時間  15:00~22:00
定休日   月曜日
最寄駅   京阪墨染駅から北へ5分 / JR藤森駅から西へ5分

*取材日*
2015年2月10日

*写真*
村田遼平(京都教育大学大学院2回生)

*筆者*
むう(京都教育大学家庭領域専攻4回生)

花粉対策をしてぽかぽかひなたぼっこ?

*取材協力者*
あき(京都教育大学家庭領域専攻4回生)