子どもが住んでよかったと思えるまちに:ここはづ市・黒川有加さん

September 10.2015

こんにちは!地域特派員のみなつです。

今週の9月12 日(土)には、久我・久我の杜・羽束師地域で、「ここはづ市」という手作り市が開催されます♪

地域のお母さんから生まれた手作り市。この日は3周年を記念する大きな意味のある回となります。

今回はその「ここはづ市」主催者の黒川有加さん(以下ユカさん)のお話を伺いました!

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▽ここはづ市主催者、ユカさん(44)



▼ ここはづ市ってどんなものですか?

「住んでみてわかったんですが、観光地も名所も無い、遊ぶところも少ないこの地域で何か楽しいことを探そう、そして自分も楽しもうと思って始めました。おじいちゃんおばあちゃん、お母さん、子どもたちが一緒に楽しめる場所を目指してます。どこかの世代に特化してとかじゃなくて、みんな、わんこも含めてゆっくりできる、楽しめるような場所。ほっこりできるっていうか。」


―ユカさんはご自身でも帽子を作って販売されていますが、地域の場づくりとして「手作り市」を選んだのは、ユカさん自身の経験があってのことだったのでしょうか。

「そうそう。わたしに何ができるかっていったら、よく参加していた手作り市なら自分にもできそうだし、いろんな手作り市を知っていたから少しはノウハウ的なものも知っていたのでやりやすいかなって。お金もかからへんし。ただ、人がすごい集客できるような立地ではないし、交通の便も非常に悪い。だからまずは、地域の人が徒歩なり自転車なりで来て、土曜日のある時間をのんびり過ごしてくれたらいいかなと思って。当初は、手作り市を通してできた仲間たちに声かけて、10 店くらい集まってもらってスタートしました。」

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▽テントの並ぶ、「ここはづ市」の様子


「若いときから自分で帽子を作って職人になって、売ってみたいと思っていました。いろんな手作り市にも出店したりもした。そんな中、近場で出店できるところがあったらいいなって。でも、いざやり始めて運営側になってみると、忙しくてモノ作りがなかなか出来ない(笑)今はそれがむちゃくちゃジレンマで。たまには出店もしないと私自身の目的がずれてくるし、出店者さんの気持ちもわからへんくなるしね。」


―「こういう場所があったらいいなぁ」から、「じゃあ自分でやろう!」になったきっかけとは?

「たまたま出掛けた近所でやっている朝市で、たまたまそこに居合わせた地域アドバイザーさん(京都市まちづくりアドバイザー)と近くのケアハウスに勤めてた職員さんに、「私、こういうことしたいねん」って言うたら、「お金の集め方(区の補助金)とか、やり方を相談してみますね」と言ってくれたり、「開催にあたっての場所を、相談してみますね」って言ってくれて...たまたま3人がそこに揃ったから、実現できたんです。開催にむけてやるべき事や問題を、それぞれに解決してくれる人がいたから。私なんか何をどう進めてゆけば良いのやらちっともわからへんかったから。ほんと、めぐり逢わせのタイミングが良かったんやと思う。」


―やりたいって思ったときに、それぞれの方面に詳しい人が居合わせたのですね。タイミングってすごいですね!



▼ 手作り市で工夫していることは?

「手作り市だけやったら、好きな人しか集まってくれないので、併設で子どもたちが楽しめるようなイベントだったり、お母さんたちが子どもたちを遊ばせておけるようなイベントだったり、そんなんが毎回できたらいいかなって。染色や木工、写真展、流しそうめん、水の実験、楽器のワークショップ...いろんな方に、なんやかんや協力してもらってます。」


―子どもたちもここはづ市を楽しんでいるみたいですね。

「遊びに来るだけじゃなくて、ここはづ市自体を手伝ってくれたりする子もいたりして。子どもたちは盛り上げてくれてるよ。とても。この前は、いつも音楽を演奏してくれるグループの方達がひとりしか来れそうになくて、それじゃああんまりにも寂しい・・・どうしよう・・・合奏しちゃうか!?って感じで、小学校で配布していただいているチラシに「好きな楽器(縦笛だったりピアニカだったりカスタネット)を持ってきて、合奏しようよ」みたいなことを書いて、配ってもらったんです。すると当日、女の子のグループがごそごそっとカバンからリコーダーを出して自然とベンチに集まって。おかげで会場中、リコーダーの和やかな音でとても和ませてくれました。すごい微笑ましい光景でしたよ。」


― これからもっと変えていこうと考えてることってありますか?

手作り市って"イオン"等のように、全員が時間つぶしに来る場所じゃない。手作り好きな人だったり、ほっこりしたことが好きだったりする人しか来ないから、全員が全員よべないことはわかってます。でも、そういうことが好きな人でここはづ市を知らん人にどうやって知らしめるかを考えてるかな。あとは辺鄙な地域やから、車で来てコインパーキングに停めてもらわなあかん。その辺は誰でも彼でも呼べるような体制ではないかな...。そして、唯一の交通手段である、市バスの運行ルートやダイヤを見直すきっかけ作りにもなっていきたいです。会場の近くに、とっても評判の良いスーパー銭湯もあるし、個人で頑張っている素敵なお店もたくさんあります。そんなお店もどんどん紹介していきたいと思います。」



▼ ユカさんのご出身は伏見の稲荷でしたよね?なんで地元ではなく、久我・久我の杜・羽束師地域でやろうって思ったんですか?

「自分の息子の地元はやっぱし羽束師なわけやし、息子が成人するくらいまでには、もうちょっと便利で住んでて良かったって思えるようなまちになったらいいなぁって思ってる。ここはづ市から地域内外の情報を発信することで、まちの問題について取り組んでいかなきゃっていう危機感を住んでいる人達に持ってもらいたいという裏の目的もあります。とくに、私のような主婦層はまちの情報をたくさん知っいてなにかしら考えてることがあると思うし、もっといろんな人の意見を聞いてみたいなとも思ってます。」


―ここはづ市をされる前から、地域活動はされてたのですか?

「ううん、なにもしたことない(笑)ここはづ市を始めてから行政とか地域のこととかに急にかかわり始めたから、すごい畑違いなことしてると自分で思う。人と打ち合わせしたり交渉したりするのは、実はあまり得意じゃないし(笑)まだまだへこむ事も多々ありますよ。この地域に認められたかと言えばそこまでもいかないし。


―人と繋がるのが得意でないのに、繋がりを創りたいって、相反していますね(笑)

「人生においての修行かなって思ってます(笑)子どものためかな、最終的には。」



▼ 9 月12日(土)は3周年となる記念の回ですね!みなさんへ一言おねがいします。

「ほっこりとしたゆる系手作り市です。お誘い合わせのうえ、ぜひ遊びに来てください!なお、車で来られる場合は近くのコインパーキングになるので、ぜひ市バスを利用してください♪」


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▽今年は9月、11 月の残り2回


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▽市バス利用促進のために、わかりやすい資料もつくっておられます
(チラシも時刻表もクリックで拡大します)



素敵なタイミングの巡りあわせから始まった、地域の手作り市。

人が集い、繋がる場になり、やがて大きなまちの力に育っていくことを願っています。

ユカさん、ご協力ありがとうございました!!!



IMG_3919.JPG 地域特派員(久我・久我の杜・羽束師地域) : みなつ