実践! 割れ窓理論!

September 17.2015

皆さん、割れ窓理論を聞いたことはありますか?
この理論は、アメリカの犯罪学者が考案した「建物の窓が壊れているまま放置しておくと、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓も全て壊される」という考えから名付けられたものです。
 そして、今回はその逆の考えで、「町の壁を綺麗にすると、町全体の環境が良くなり、より住み易くなる?」のではないかという考案があり、プロジェクトが行われました。今回の場所は、龍谷大学深草キャンパスのお隣の京都府警察学校の外壁をペンキで塗りました。

1.JPG

私たち取材班は、地域課長や警察学校の生徒の方を始め、小学生からお年寄りの方まで幅広く取材をさせて頂きました。

プロジェクトの考案者の一人でもある土田さんに、今回のプロジェクトについて伺いました。
「みんなで同じことが出来る、ということが伏見区の強みであるから、協力すれば何でも出来るはず。みんなで若者からお年寄りまでが安心できる区を作ろうではないか。」
筆者はまだ伏見区のことをよく知りませんでしたが、このようなお話を聞いて、年関係なくみんなで団結できるとても素晴らしい区なんだと感じました。

伏見警察署地域課長の藤田さんにも伺いました。
「伏見は治安が良いとは言えないが、最近は刑法犯の認知件数が下がっている。しかし、安心安全の確保はまだ、これからだ。今まで市民の地域への無関心が犯罪の温床になっていたのではないかと考えているので、この活動が市民ぐるみの運動として盛り上がるようにするのが警察の役目だ。」
藤田さんの信念を裏付けるように、この取り組みを始めてからこの十年間で刑法犯の数は半分以下になっています。まさに、市民の為にご尽力なさる警察官の艦のような人物でした。

2.JPG

警察学校の西川さんは「楽しい。夢中になり、愛着が湧く。」と笑顔でペンキ塗りをなさっていました。


3.JPG

「楽しい!ゲームではやったことがあるが、本物は初めて!」と目を輝かせるのは地元の小学生たち。
ゲームというのは、スプラトゥーンのことかな?!(笑)

地域のお年寄りの方は「みんなで協力して、作業をすることに意味がある。」と仰っていました。
土田さんも言われたように伏見区は地区全体で協力が出来る区、だからこそこのプロジェクトが実現したのだと筆者は思いました。


4.JPG

5.JPG

そして、ペンキ塗りが一通り終わってから、龍谷大学の赤松学長に取材しました。塗り終えた今はどのように感じておられるかお聞きすると「今年、和顔館が完成して、龍谷大学が変わりました。龍谷大学と警察学校の間の道路で、龍谷大学側の壁は前から綺麗でしたが、しかし、警察学校側の壁はそうではなかった。今回、学生や小学生の通学路でもある道が綺麗になり、大変良かった。」
次に、学内と地域について伺いました。「学内は綺麗、しかし地域はそうではない。今回、数名の学生がプロジェクトに参加したが、積極的に参加することはとても良いことであると思う。」
最後に、学長も実際にペンキ塗りをされたのでその感想をお聞きしたところ、久し振りに出来て良かったとのこと。
 その他にも私たち取材班五人の個人的な質問も聞いて頂き、とても良い話を聞くことができました。
筆者は今回初めて赤松学長と直接話をしましたが、本当に親切で暖かい方でした。思わずツーショットの写真を撮ってしまったくらいですよ!(笑)

6.JPG

最後に、今回筆者は初めてプロジェクトの取材をさせて頂きましたが、とても良い経験になりました。沢山の人に取材をさせて頂きましたが、皆さんそれぞれが地域に対する思いを持たれていたと感じました。それと同時に、人に取材するということがどれだけ難しいことなのかを大いに知ることが出来ました。今回のプロジェクトを機に、これからどのように伏見区が変わっていくのかが大変楽しみです。

取材日:2015年7月10日 (金)

筆者:津田翔太(龍谷大学国際学部一回生)  京まちや七彩コミュニティに所属しています。趣味的なものは、動画や写真を使ってムービーを作ることです。よろしくお願いします。

取材協力:
 入口晴圭(龍谷大学部三回生)
 福田有梨(龍谷大学法学部二回生)
 小川未桜(龍谷大学政策学部二回生)
 矢次恵(龍谷大学国際学部一回生)